子育ては、喜びや楽しみがある反面、さまざまな悩みも出てきますよね。
ちゃんと育てられるのかと不安に思ったり、なかには子育ての悩みを相談する相手がいない!と言う人もいるでしょう。
山梨県西部にある南アルプス市では、子育ての不安や悩みを解消し、希望と喜びを感じられるようにと、『こども・子育て応援都市』と宣言するほど、子育てサービスに力を入れています。
南アルプス市に住み始めて10年以上経ちますが、新しい子育てサービスが増えており、実際に利用してみて良かった!と思えることがいくつもありました。
この記事では、山梨県南アルプス市にはどんな子育てサービスがあるのか、実際に利用した体験談も交えてお話します。
2歳を育てるママライター
山梨県在住
南アルプス市にはどんな子育てサービスがある?
南アルプス市には、子育てに携わる人をサポートするために、さまざまな支援サービスを行っています。
そのなかで、特に力を入れていると感じるのが子育て支援センターの事業内容です。
NPO法人あんふぁんねっと(以下、あんふぁんねっと)という事業は、子育て支援に特化したサービスが充実しており、私もよく利用しています。
あんふぁんねっとには、無料で利用できる「あん・はーもにー」という子育てひろば。
1人2時間200円で、積み木やおもちゃで遊べる「プラムクリーク」というひろばがあります。
「あん・はーもにー」では、毎月絵本の読み聞かせやわらべうた、ベビーマッサージ教室などのイベントを行っていて、予約制のものや飛び込みで参加できるものがあります。
夏は水遊びや七夕、冬はクリスマス会など、季節に沿ったイベントを企画をしてくれているので、飽きずに楽しめます。
「プラムクリーク」は日曜日も開放しています。
小中学生も連れて行けるので、年の離れた兄弟姉妹がいても安心して利用できます。
他には「カフェ・ド・あんふぁん」という親子カフェも運営しており、予約をすれば30分託児付きで利用することができます。
さらに、2024年6月18日からは一時預かり保育も始まりました!
利用料は無料で、事前に登録・面談を行えば、電話やGoogleフォームから仮予約することができます。
子どもと離れてリフレッシュしたり、通院、買い物、就労などを考えている人にとっては、おすすめのサービスです!
NPO法人あんふぁんねっと
公式サイト:https://r.goope.jp/sr-19-192081s0011
利用時間:10時~16時
定休日:土、祭日
- あん・はーもにー:南アルプス市在住者は利用料は無料!親子で自由に集えるひろばは月~金曜日開催
- プラムクリーク:1人2時間200円の利用券や、一家族3名までの6カ月有効パスポート制あり(1,500円~) ※プラムクリークは、日~金曜日開催しています。
- 毎月親子で楽しめるイベントの開催
- カフェ・ド・あんふぁん:予約制の親子カフェで、30分託児付き
- 一時預かり保育の実施:仮予約にて日程調整をし、本予約になります。 ※0歳児で首が座った時期から預かり可能
あんふぁんねっとの「子育て応援講座」
あんふぁんねっとは、ひろばの運営の他に、子育て応援講座を年に2回開催しています。
「完璧な親もいなければ、完璧な子どももいない」
という考えから、ノーバディーズ・パーフェクト・プログラムという、カナダで生まれた子育て中の親への支援プログラムを取り入れています。
安全・しつけ・こころ・家族との関わりなどをテーマに沿ってグループトークをすることで、参加者同士で子育てについて学び合い、親同士の交流を深めることを目的としています。
講座は、全8回で週に1回です。
4000円の参加費がかかりますが、託児付きでティータイムもついてくるので、この講座を楽しみに参加している人も多いです。
子育ての悩みや苦労を分かち合い、また頑張ろう!と前向きな気持ちにさせてくれるサービスです。
あんふぁんねっとの「ホームスタート」
ホームスタートとは、研修を積んだホームビジターと言われるボランティアが、子育て中の家庭を訪問し、利用者の要望に応じたサポートを行う子育てサービスです。
あんふぁんねっとがコーディネーター役となり、年に1回ホームビジター養成講座を開催したり、ホームビジターと利用者の間に立って活動内容や利用日程を調整してくれます。
ホームビジターの主な活動は、例えば一緒に公園や支援センターに遊びに行く、離乳食を作る、ちょっとした相談に乗るなど、気軽に頼めるような内容を中心に行っています。
家事代行やベビーシッターはできませんが、子どものお世話をホームビジターと一緒に行うことで、子育ての負担を軽減できます。
利用対象は、南アルプス市在住の未就学児を持つ親で、週1回2時間×4回の利用になります。
利用料は無料なので、家族が留守の間の子育てに負担を感じている人や、多胎育児をしている人には、とても助かるサービスです!
子育てサービスを使って良かった点
南アルプス市の子育てサービスを使って良かった点は3つあります。
子育てに前向きになれる
1つ目は、子育ての悩みを気軽に相談でき、前向きになれるところです。
子ども中心の生活になると、生活環境がガラッと変わります。
身近に子育てを手伝ってくれる人がいれば良いのですが、例えば、実家が離れていて他に頼れる家族がいないと、相談することすら難しい状況です。
そんなときに、子育て支援センターに常駐している育児のプロに、無料でいつでも気軽に相談できるのはとても安心です。
しかも、アドバイスが的確なので、納得して子育てに向き合うことができます。
2歳の子どもが、おもちゃを投げたり、食べ物やお皿を落としたりすることが悩みでした。
相談したところ、今は固有覚(こゆうかく)という、筋肉や関節などを無意識に使っている感覚センサーを鍛える時期だから、ボール遊びをたくさんさせてあげて!というアドバイスを受けました。
そこから、日常にボール遊びを取り入れることで、少しずつ悩みが解消されていきました!
ちょっとしたことでも話してみると気持ちがスッキリし、前向きになれるので、子育てを楽しむことができるようになります!
一時預かり保育が助かる!
2つ目の良かった点は、一時預かり保育がとても助かるところです。
保育所に入れていない子どもを持つ親は、一日中子どもに関わっている状態で、自分だけの時間を作ることが難しいです。
そこで、0歳から利用できるあんふぁんねっとの一時預かり保育がとても助かりました!
事前に貰った登録用紙を記入して持っていくと、面談で初回の預かり保育の日を決めます。
まずは2時間で様子を見て、子どもが大丈夫そうであれば、次から一日保育を実施することもあります。
一日預かりの場合は、お弁当とおやつを持参します。
保育時間は10時~16時で、その間であれば3時間や4時間など、時間を自由に設定することができます。
急な預かり保育にも対応しており、電話で問い合わせをして空きがあれば見てくれるので、融通が利いて便利なサービスです。
子育ての経験を発揮できる
3つ目は、自分が子育てで経験したことを発揮できる場を設けてくれることです。
過去に、上記で紹介したホームスタートの、ホームビジター養成講座を受けたことがあります。
受講しようと思った理由は、子育ての経験を活かして、何か人の役に立ちたい!と思ったからです。
ホームビジター養成講座は全7回あり、参加費は無料です。
講座では、ホームビジターの基本的な活動をはじめ、子どもの発達や障害に対する理解、傾聴の基本などを学びます。
全ての講座を受講した人が、ホームビジターとして活動できるのですが、私はまだ受けていない講座があるので、活動はできていません。
養成講座は、また受けるチャンスがあるので、全て受講できたら活動してみたいと思います。
南アルプス市は子育てしやすい?
南アルプス市は子育てサービスが充実しているので、とても子育てしやすいです!
子育て支援センターや一時預かり保育など、無料で利用できるサービスが多く、子育てのニーズに応えてくれるところがとても助かっています。
また、子育ての経験を活かし、人の役に立てるようなサービスもあるので、お互いに助け合いながら交流を深めることもできます。
実際に利用してみると、悩みを相談したことで子育ての価値観が変わり、気持ちがポジティブになれます。
これからも南アルプス市の子育てサービスの体験を経て、子育てが楽しい!と思える日々を送りたいと思います!